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出版社内容情報
厳密な基礎理論の検討を展開する図書館情報学の幻の古典、ついに邦訳刊行。生成AIが隆盛する現代情報学の読み解きにも役立つ一冊。
本書は、知識組織論における個人の認識論とコミュニティの認識論の相互関係に焦点を当てることでAI的な知の限界を言い当てるとともに、さらにそれを補うことの意義を明確にすることでしか真の知は得られないことを主張する。情報学と認識論・心理学・科学哲学・科学社会学を架橋する試みであり、知識哲学としての重要文献である。
【原著】Birger Hjorland, Information Seeking and Subject Representation: An Activity-Theoretical Approach to Information Science (Bloomsbury Publishing Inc., 1997)
【目次】
日本語版の序文
凡例
1.序論:情報探索と主題表象
情報学への活動理論的アプローチ
本書の構成
2.主題探索と主題表象データ
はじめに:情報検索の種類
資源探索の行動生態学
ドキュメントベースと非ドキュメントベースの情報検索
ドキュメント検索と事実検索
既知アイテム探索と未知アイテム探索
主題検索
主題表象データ
結論
3.主題分析と知識の組織化
用語についての序論
理論的概要
主題分析と情報検索言語
主題分析の標準
知識組織論のいくつかの原則
多元的意味表現の概念
知識組織論と専門分野の種類
結論
4.主題または主題概念と基本的な認識論的立場
主題概念の歴史
主題の素朴な概念
古典的経験論と主観主義
「アバウトネス」として認識された主題
唯名論
合理論と客観主義
歴史主義とプラグマティズム
主題のプラグマティズム概念
プラグマティズム的な関係としての計量書誌リンク
主題のプラグマティズム的概念におけるさらなる問題
活動理論と実在論
活動理論的な主題概念
ドキュメントに関する実在論
ドキュメントの主題と属性
主題と認識論
主題分析:2つの具体例
結論
5.情報学に対する方法論的適用
情報学
情報の概念
情報検索理論における一致の概念
方法と方法論
方法論的個人主義と方法論的集合主義
方法論的個人主義に代わるもの:ドメイン分析
6.情報探索の枠組みとしての科学,専門分野,主題領域
通常科学と革命科学の状況下での情報探索
情報探索につきまとう不確実性
情報探索の方法論的側面
瞬間の偶発性と系統性
書誌探索と連鎖探索
情報専門家の役割
7.情報ニーズと認知発達および科学の発展
R.S.テイラーの理論
知識の発達
ニーズの発達例:精神病理学の研究
個人および集合的知識発達
ジョン・デューイの理論
実在論と情報ニーズの定式化
研究者の情報ニーズと適合性基準
テイラー理論の拡張と知識ドメイン
文献一覧
訳者解説
索引