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出版社内容情報
デジタルアーカイブとは何か。またそれにより何が可能となるのか。デジタルアーカイブの基礎理論と今後の政策形成の方向性を論じる。
デジタルアーカイブ学会の設立から2年が経過し、「デジタルアーカイブ」という語は、今や日常的な会話にも登場するようになった。だがその基本的機能や社会的意味に関して、共通認識が形成されているとは言い難い。そこで本書は、デジタルアーカイブ構築・利用の改善のための基礎理論を提示し、その政策の方向性について考察を行う。
内容説明
デジタルアーカイブ構築・利用のための基本的考え方と、今後の政策形成の方向性を論じた初めての本格的理論書。デジタルアーカイブの核となるデジタル文化資源の特性と活用、電子書籍/電子図書館とデジタルアーカイブの関係性を論じつつ、我が国のデジタルアーカイブ発展を支える理論と政策について論究する。
目次
第1部 「デジタル文化資源」の発見(我が国における文化・知的情報資源政策形成に向けての基礎的考察;デジタル文化資源構築の意義;デジタル文化資源の可能性)
第2部 電子書籍/電子図書館からデジタルアーカイブへ(我が国の電子書籍流通における出版界の動向と政府の役割―現状と今後の課題;電子書籍と公共図書館―デジタルアーカイブという可能性;デジタルライブラリー論再考―その系譜と文脈;対概念の関係について)
第3部 デジタルアーカイブの理論化と政策化に向けて(デジタルアーカイブとは何か―その要件を考える;公共政策としてのデジタルアーカイブ)
著者等紹介
柳与志夫[ヤナギヨシオ]
1954年大阪府生まれ。1979年慶應義塾大学卒業。同年国立国会図書館入館。2004年9月から2008年3月まで千代田区へ出向、教育委員会事務局図書文化財課長兼千代田図書館長、国立国会図書館電子情報部司書監等を経て、東京大学大学院情報学環特任教授。専攻、図書館経営論、文化情報資源政策論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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