内容説明
高齢社会を目前に控えた都市に未曾有の被害をもたらした阪神・淡路大震災。被災者同士の助け合いに加え、ボランティアの献身的な活動をはじめ国内外からの応援により被災地の復旧・復興が大きく進んだ。平成17年に提言された復興10年総括検証報告書に基づき、震災の復旧・復興から100の教訓を抽出。被災者の関心事の推移に着目して整理した。
目次
1 いのち―自助、共助、公助で、被害を最小限に抑え、被災者の命を守る。(命を守ること、命を救うことの大切さ)
2 暮らす―被災者・被災地の生活条件を整え、その自立を支援する。(生活拠点となる住まいの確保;生活資金、心身の健康、生きがいなどのくらしの回復 ほか)
3 創る―ひとと地域の活力を取り戻し、災害に強いひと・まち・文化を創る。(人をつなぎ互いを助ける地域コミュニティ;住民が主体となり、地域の特性を生かしたまちづくり ほか)
4 支える―今後の高齢社会、成熟社会、減災社会を支える仕組みをつくる。(平時からの危機管理体制の構築;被災地の主体的な復興を支える社会制度の整備 ほか)
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