内容説明
戦後占領下の日本の米軍ハウスにおける越境と遭遇―私的領域にみる日米関係の新たな視座。「支配・被支配」という二元論的な枠組みからはみ出し、双方の家族を含めた占領者と被占領者の日常的で私的な出会い―交流・交渉・受容・拒絶―の視点から日米関係を考察する。
目次
第1章 「公的領域」から「私的領域」の考察へ
第2章 戦後日本占領史と記憶
第3章 米軍ハウスと家具・什器の生産
第4章 日本国内外に広がる米軍ハウス
第5章 生活空間で繰り広げられた「遭遇」
第6章 日本最大のグラントハイツ
第7章 越境する生活文化史研究
著者等紹介
小塩和人[オシオカズト]
1958年東京生まれ。現在、上智大学外国語学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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