目次
第1部 マクロ的考察―言語教育と教育政策(外国語教育へのアプローチ―排他的対包摂的言語政策の相克;言語教育政策をめぐるマジョリティとマイノリティ―多民族社会マレーシアの英語教育政策の事例;真の多文化共生を目指して―望まれる言語教育と教育政策)
第2部 特権の可視化―日本人に向けた意識化への働きかけ(「特権」の概念―北米社会と白人特権の考察;特権を意識する―日本の大学における授業実践を通して;日本人の特権を可視化するための尺度の開発)
第3部 ミクロ的考察―「特権」の観点から見たマジョリティとマイノリティ(大学における言語文化的多様性―日本育ちの外国につながる大学生;多文化共生社会への想像力―横浜市鶴見区の事例から;言語文化的多数派と少数派の学生の「日本人特権」に対する意識)
第4部 マクロとミクロ―社会的に醸成される差別(レイシズムに対抗する多数派の立ち位置と責務)
著者等紹介
坂本光代[サカモトミツヨ]
上智大学外国語学部英語学科教授。トロント大学大学院(第二外国語教育)修士、博士号取得。カナダ国ウェスタン大学助教授、上智大学准教授を経て現職。研究分野はバイリンガリズム、継承語保持、多文化教育、批判的応用言語学、言語政策など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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