内容説明
「あの子はわざと困らせている」「毅然とした指導をしないと」「愛情をもって接しなければ」―。支援者自身のこだわりやきめつけ、過度な使命感によって、思うような支援の効果が得られない。そんなケースが増えています。本書は、支援者自身がこれらの“煩悩”から解放され、対象者のニーズと支援をマッチさせる秘訣を易しく解き明かします!
目次
第1部 煩悩(巡回;先入観;思い ほか)
第2部 手帳から(グレーゾーン;子どもは褒めて;欠点に気付く ほか)
第3部 煩悩との対話(教室内での不適切行動を巡る対話;虚言を巡る対話;日常場面での支援を巡る対話 ほか)
著者等紹介
小栗正幸[オグリマサユキ]
法務省に所属する心理学の専門家(法務技官)として、犯罪をした人や非行のある子どもの資質鑑別に従事し、京都、大阪などの少年鑑別所や成人矯正施設に勤務した後、宮川医療少年院長を経て退官。現在は各地の教育委員会、学校、児童福祉関係機関、発達障害関連の「親の会」等への支援と研修を行っている。専門領域は、思春期・青年期の逸脱行動への対応。所属、特別支援教育ネット代表、三重県教育委員会事務局特別支援教育課発達障がい支援員スーパーバイザー、四日市市教育委員会教育支援課スーパーバイザーなど。一般社団法人日本LD学会名誉会員、代議員、編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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