目次
個人情報の保護と利用のバランス
個人情報保護法の制定時と今回の改正の経緯
法目的等―改正のポイント1
個人情報の定義(個人識別符号・要配慮個人情報等)―改正のポイント2
個人情報等の利活用の推進(「匿名加工情報」、利用目的による制限の緩和)―改正のポイント3
個人情報保護の強化(小規模事業者の特例廃止、個人データ消去の努力義務、オプトアウト規定の厳格化、確認及び記録作成義務、開示等の請求権)―改正のポイント4
国際的なデータ流通への対応―改正のポイント5
包括的な監督機関の創設―改正のポイント6
民間団体による個人情報保護の推進―改正のポイント7
刑罰等(データベース等提供罪の新設など)―改正のポイント8
附則関係(3年毎の見直しなど)―改正のポイント9
重要事項が委任される政令及び委員会規則
補論:平成27年改正が公的部門(国の行政機関、地方公共団体、独立行政法人法)へ与える影響
著者等紹介
関啓一郎[セキケイイチロウ]
野村総合研究所主席研究員。東京大学法学部卒。郵政事務次官秘書、国際経済研究所ワシントン事務所長、郵政省マルチメディア振興室長、内閣官房副長官補付内閣参事官(IT戦略担当)、総務省国際経済課長、固定資産税課長、内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)総括担当参事官、四国総合通信局長、愛媛大学客員教授、東京大学公共政策大学院教授等を経て現職。慶應義塾大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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み~くま
3
特定個人情報保護法の対応だけでも手一杯なのに、加えて個人情報保護法の改正。しかも、改正ポイントが今一つ分かりにくく、担当者としては頭を抱えておりました。セミナーに参加したり、解説サイトを渡り歩いたりしながら情報収集中ですが、これまで触れた情報の中では本書が一番分かりやすかったです。少なくとも、今後確認すべきポイントは明確になったと思います。個人情報保護委員会から新たな規定やガイドラインが出されるまでの間、本書を頼りに下準備を進めたいと思います。それにしても・・・法律の日本語って難解すぎる(;^ω^)2016/01/20