内容説明
社会のあり方を問う「司法福祉」とは。新たに成人矯正の章を加え、法制度の最新情報も充実。家庭裁判所、非行少年の矯正、更生保護、被害者支援等の各現場における現状と課題を豊富な事例とともに詳しく解説。
目次
第1部 家庭裁判所と少年非行(少年審判の理念と少年司法を取り巻く情勢;少年事件における家庭裁判所の役割と家庭裁判所調査官の活動―ある傷害事件を題材に;家庭裁判所調査官から見た少年非行―事例を中心に)
第2部 非行・犯罪に取り組む(警察の現場から―非行少年への立直り支援;少年矯正の現場から;成人矯正の現場から;更正保護とは;更正保護の現場から)
第3部 犯罪被害者の支援(被害者支援の現場から;更生保護における犯罪被害者等施策について;アメリカにおける犯罪被害者支援)
著者等紹介
伊藤冨士江[イトウフジエ]
早稲田大学第一文学部(心理学専攻)卒業。アメリカ・ウィスコンシン州立大学マディソン校ソーシャルワーク大学院修士課程修了。東洋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。社会福祉学博士。2009年度フルブライト研究員として、東部メノナイト大学・正義と平和構築センターにて研究。現在、上智大学総合人間科学部社会福祉学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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