内容説明
激動の20世紀を縦横に生き切った偉大な軍人・政治家にして、多くの文字を残しノーベル文学賞も受賞した文筆家。日本やユダヤ人との関係、妻との愛情あふれる手紙交換などその私生活にも焦点を当て、新しいチャーチル像を描き出す。
目次
幼少のとき
軍務と政治
監獄からの脱走
国会議員となる
権力を担う
結婚
弱者のために
海軍大臣
空を飛ぶ
大戦とダルダネス
最前線へ
ヴェルサイユ条約とロシア革命
チャートウェル
社会主義日販
財務大臣
充実のとき
孤立への道
真実のとき
第二次世界大戦へ
首相として
イギリスの戦い
ロシアの苦悩
日本の登場
過労と重病の中で
ノルマンディを越えて
勝利への道
日本の悲劇
鉄のカーテン
再び首相に
造物主の前で
著者等紹介
林幹人[ハヤシミキト]
1951年生まれ、現在上智大学法科大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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梨音
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おいおい、チャーチルのどこが日本の友人なんだ? という疑問は最後まで晴れないが、資料を丹念に追った伝記である。先日カンパネッラの評伝を読んだ際にも思ったが、この種の本は海外の先行の伝記をそのまま翻訳するわけにはいかないのだろうか? 著者は本業が刑法学者で、業界では独自の立ち位置を確保している方。戦国時代で例えると最上義光あたりだろうか。「長年刑法の片手間にずっと資料を集めてきた」ということで、入魂の一作である。 とにかくチャーチルに関しては褒めることしかできない。ダージリン様の引用で興味を持った方は是非。2016/04/07
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