内容説明
TPP参加や電子書籍で知財事情はどう変わる?地域資源を守り、財産として活かす方法は?知的財産のツボをわかりやすく解説。“知らなかった”で失敗しないための知財活用術。
目次
第1章 微生物から特許が生まれる?―実は身近にある知的財産(生きものと知的財産権;付加価値や発明を生み出す遺伝子;遺伝資源を巡る国際的な議論;遺伝資源の利用は「グローカル」な問題)
第2章 コカ・コーラは特許を得ていない―何が特許になり、なぜ特許で保護するのか(実験室でコカ・コーラをつくる;何のために特許は存在するのか;何が特許になるのか)
第3章 地域にとっての商標の役割―商品だけがブランドではない(あなたの街でそっくり商品が出て来たらどうする?;地域団体商標制度;ブランドは商品のみにあらず「体験」もブランドにできる)
第4章 地域のストーリーをどう築いて売り出すか?―ブランドは特産品というモノから体験へ(モノからストーリー・体験へ;どうやって体験を作るのか;各事例から読み込めるキーワード)
著者等紹介
香坂玲[コウサカリョウ]
金沢大学人間社会学域地域創造学類准教授。東京大学農学部卒業。2006年からカナダ・モントリオールの国連環境計画生物多様性条約事務局勤務後、国連大学高等研究所客員研究員、生物多様性条約COP10支援実行委員会アドバイザー、新あいち知的財産プラン策定委員及び推進協議会委員を歴任。社会と環境をテーマとした番組にも多数出演。日本知財学会に所属し、精力的に学会発表、英語を含む論文発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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