目次
第1章 未曾有の巨大地震・大津波―発災からの8日間
第2章 史上最大の作戦―自衛隊の救援活動と自治体の連携
第3章 東日本大震災津波への対応とその教訓
第4章 岩手県防災危機管理監としての5年の日々
第5章 大震災津波の教訓を海外に
資料編
著者等紹介
越野修三[コシノシュウゾウ]
元岩手県防災危機管理監(現岩手県総合防災室主任防災指導員)。陸上自衛隊第13師団で作戦部長として阪神大震災の際に神戸市で救援活動にあたった。2006年に自衛隊を退職後、岩手県庁入り。防災危機管理監を務めていた2011年3月11日、東日本大震災津波に遭遇する。消防庁「地域防災計画における地震・津波対策の充実・強化に関する検討会」委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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フェイ
2
自衛隊OB(阪神淡路大震災にも参加)で岩手県防災危機管理監の著者による3・11の記録。 自衛隊と地方自治体の連携について、3・11前の訓練を見事に改善につなげ、発災時はそれがうまく機能したという著者の仕事ぶりには頭が下がる。 ただ、少し気になったのは自衛隊の活躍については事細かに書かれているものの、逆にそれ以外の部門、消防・警察・地方整備局などの活躍には余り触れられていない。出身が出身だから仕方ないかもしれないが、一言フォローが欲しかったところ。2014/12/01
Takaya Hirai
1
小生が陸上自衛隊幹部学校指揮幕僚課程在籍時にお世話になった教官、越野修三氏が、自衛隊退官後に岩手県防災危機監理官として、東日本大震災での経験や教訓を著された書。 東日本大震災までに県の防災体制を刷新されたこと、震災時には臨機に対応を変化させていかれたことなど、自衛隊の高級幹部としての経験を遺憾なく発揮されたことがよくわかった。2014/04/09
しがない本読み
0
自衛隊の支援がいかに重要だったか。また、自衛隊など軍隊でのスキルは震災では多いに役立つものとわかった。お役所体質が被害を悪化させるものだからこれは改善されるように願う。2013/06/25
isago
0
今後の大災害での自治体の対応の参考になると思う。 被災地はまだまだ復興していない。決して国民が忘れてはいけないことである。2012/09/05
jupiter68
0
ほとんど読み飛ばしたが、112ページの部分と資料は参考になったと思う。 被害の事実が書いてあるところは既に他の資料を読みわかっているので、どんな対策をしたのか、何が問題となって対策が遅れてしまったのか、というようなところを中心によんだ。首都直下型も発生が心配されるなか、災害時にはどのように立ち回ればよいのか、こんなことを考えておきたい。2012/09/10