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内容説明
フランス・オペラの美と感動の世界を探る。オペラ初心者から愛好家まで、フランス・オペラを体系的に学びたい人に最適な書。
目次
第1部 フランス・オペラの歴史―10のトピックから文化の背景を発見する(あらゆる舞台芸術は太陽王のために;ヴェルサイユ宮殿と王立音楽アカデミー;カストラート天国と舞台に女形はいない国;フランス人は芸術論争が大好き―ラモー、ルソー、グルック ほか)
第2部 フランス・オペラの世界―20の傑作から魅惑の舞台を探索する(『カドミュスとエルミオーヌ』(1673)リュリ
『優雅なインドの国々』(1735)ラモー
『オルフェとウーリディス』(1774)グルック
『ポルティチの物言えぬ娘』(1828)オベール ほか)
著者等紹介
澤田肇[サワダハジメ]
1952年、北海道に生まれる。上智大学卒業、パリ第3新ソルボンヌ大学大学院博士課程修了(文学博士)。現在、上智大学文学部教授。専攻、フランス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Masafumi Takahashi
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オペラに関する著作はそう多くはない。さらにフランスのそれに関する書籍となるとさらに寥々としていている。そのような中でこの一書は平易だが手引き書以上の喜びがある。フランスオペラの概略、代表的作曲家の略歴や作品、さらに(この情報が事典ものに少ないのだが)脚本の原作や時代背景に関する情報も程よく記述がある。非常に親切な内容なので、水谷彰良氏による『新イタリアオペラ史』のような著作と併せて読めば、イタリアオペラに関する知識を補完することにもなるだろう。2018/07/10