目次
場所とその歴史（起源；場所；埋葬建造物；コンスタンティヌス帝の大聖堂建設；考古学的調査 ほか）
見学（霊廟Ｚ、エジプト人の霊廟；霊廟Φ、マルキウス家の霊廟；霊廟Ｘ；霊廟Ａ、ガイウス・ポピリウス・ヘラクラの霊廟；霊廟Ｂ、ファンニア・レデンプタの霊廟 ほか）
付録 用語解説
著者等紹介
ザンデル，ピエトロ［ザンデル，ピエトロ］［Ｚａｎｄｅｒ，Ｐｉｅｔｒｏ］
１９６４年６月、ローマ市に生まれる。ローマ大学で考古学を専攻し、旧制度の専門課程（ｓｐｅｃｉａｌｉｚｚａｔｏ）で研鑚を積み、１９９８年にサン・ピエトロ大聖堂聖省技術部長およびネクロポリス・古典古代部門責任者に就任し、現在に至る
豊田浩志［トヨタコウジ］
１９８８年上智大学文学部史学科助教授、１９９１年同教授。１９９７年博士（文学）
牧島優子［マキシマユウコ］
２００３年上智大学神学部卒業。ロータリー国際親善奨学生としてバーリ大学留学。その後ローマ大学で考古学を専攻し、パラティーノ丘、サンタ・ソフィアのカタコンベ等の発掘調査に従事し、現在に至る
西田有紀［ニシダユキ］
１９９２‐１９９３年シエナ外国人大学留学、１９９４年慶應義塾大学文学部卒業、２００１年上智大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学し、現在は吉野石膏美術振興財団中山美術文庫司書（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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トミーチェ
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使徒ぺトロの墓(周辺)の解説書。バチカンの層をなす地下遺跡の紹介。古代ローマ帝国時代の富裕層の墓が多く、彼らの亡き家族への想い、祈りを刻んだ墓地を解説文と豊富な写真で説明している。そして火葬から土葬への変遷に、キリスト教聖地への移り変わりもわかる。古代ローマ人の死生観も垣間見える墓内装飾もまた楽しい。2016/01/12
Mann
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ローマにある観光名所、バチカン宮殿、サンピエトロ大聖堂の地下にある、墓室群（ﾈｸﾛﾎﾟﾘｽ)の発掘記録の解説本。と聞くと、興味も失せるかもしれません。キリストの弟子の、ペテロの墓の説明が載っている本と聞いて、読み始めた。皇帝ネロに処刑されたペテロは、信徒に引き取られて、埋葬されたとの記録が有るとのこと。2世紀頃には、まだ地上に祠が有ったが、その上に聖堂を立てるために、埋められた。信者が、仲間に案内する目的で？、祈りの言葉とペテロの名前や姿をを書いた木炭の落書きが残っているという。落書きの写真も載っている。2013/02/24
