目次
伝記嫌い―カネッティの反伝記への情熱
「すべてはルスチュクですでに一度起きたことだった」―幼年期(一九〇五‐一九一一年)
どこに行っても模範生―マンチェスター、ウィーン、チューリヒ、フランクフルトでの学校時代(一九一一‐一九二四年)
「自分の過去の絶え間ない変転」―自伝の根本原則
「おおお、母さんの背中からぼくは厳しい世界に飛び出す」―ウィーンでの大学生時代。カール・クラウスという傷(一九二四‐一九二九年)
一九二七年七月一五日
カネッティは同志か?―ベルリン間奏曲(一九二八年)
カネッティの主要大量テキスト断想
「三ページと書かない日はない」―ウィーン時代の交友関係1(一九二九‐一九三五年)
『眩暈』
不能の享楽家たち―ウィーン時代の交友関係2(一九三五‐一九三八年)
「彼はファヌスのように正直だ」―亡命までの非市民的絆
『結婚式』、『虚栄の喜劇』
「わたしは芸術家ではないのかもしれない」―イギリスでの亡命生活(一九三九‐一九四五年)
著者等紹介
ハヌシェク,スヴェン[ハヌシェク,スヴェン] [Hanuschek,Sven]
1964年生まれ。ミュンヒェン大学で教鞭をとるかたわら、エリアス・カネッティ、ウーヴェ・ヨーンゾン、ハイナール・キップハルトなど主として20世紀のドイツ語圏作家を対象に著書、論文を多数執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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