内容説明
未知の事態に遭遇したとき、想定外の状況に陥ったとき―必要なのは、あらかじめ“自ら解決策を見出す力”“新たな政策を創る力”を身につけておくこと。本書は、そんな“政策思考力”を5分野76項目から習得できる書です。
目次
序文 なぜ創造的政策議論が必要か―ポピュリズムの深刻化
第1章 「政策知能」政策創造への進化―政策知的活動の源泉
第2章 「政策知力」公共政策をどう考えるか―政策思考のエンジン
第3章 「政策ネットワーク」思考の連携―情報と意思の流れ
第4章 「政策議論・政策交渉」政策実現への峠―実践へのカギ
第5章 「政策診断」政策評価・政策分析―政策の進化のカギ
著者等紹介
宮脇淳[ミヤワキアツシ]
北海道大学公共政策大学院長・教授。1956年東京生まれ。日本大学法学部卒業。参議院事務局、(株)日本総合研究所主席研究員などを経て、1998年から北海道大学法学研究科教授。2005年~2006年北海道大学公共政策大学院長、総務省債務調整等に関する調査研究会座長、経済財政諮問会議専門委員、減量効率化会議委員、2006年~2009年内閣府本府参与・地方分権改革推進委員会事務局長を兼務。2011年4月から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ソーシャ
2
北大公共政策大学院長による「政策的思考」の基本書。語り口は一見やさしげですが、話が抽象的で意外と読むのに時間がかかります。公共政策論の知識をある程度つけてから読むといいのかもしれません。2014/06/04
ふぁいと
1
著者の授業とゼミ中に何度も使った思い出の本。議論において相互理解をするために①思い込みの排除②適切な比較③陥りやすいミスを原則を用いて示している。【感想】発表者は①目標設定②仮説設定③検証(反証含む)④結果⑤二次課題の提起 が求められる。質問者は原則として①〜⑤のプロセスの中でプロセスに飛躍がないか、より重要な視点がないか、①,②が本当に重要な設定かという3点が重要となる。特に目標設定を参加者内で最初に共有することでブれの少ない最適なプロセスについて議論できる。2012/07/12
かきつばた
0
政策形成に重要な視点がもりだくさん。
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- 和書
- 東と西