内容説明
ＥＵとユーロを牽引するドイツ。統一から２０年、ドイツで今何が起きているのか。ドイツ人専門家の知見も交えて、知られざる素顔を解明する。
目次
第１編 ドイツの政治と経済の基本構造（ドイツ統一とドイツ連邦共和国の新たな構築；経済秩序と社会秩序としての社会的市場経済―その構想、制度変換の成果、国際金融危機打開への可能性；ドイツ連邦議会はリーダー養成に適した機関か？―人事における専門分化と政党化の狭間で）
第２編 ドイツ社会とアイデンティティ（現代ドイツの国家アイデンティティに及ぼすドイツ民主共和国の影響；『ベルンの奇跡』（Ｄａｓ Ｗｕｎｄｅｒ ｖｏｎ Ｂｅｒｎ）―映画における国民アイデンティティの形成
現代トルコ政治とドイツにおけるトルコ系住民―共和国「体制」と世俗主義の観点から）
第３編 ドイツ外交とヨーロッパ（ドイツ外交と旧ユーゴスラヴィア紛争―規範の衝突からヨーロッパ安全保障体制における予防外交へ；トルコと周辺地域をめぐる地政学的変化―トルコの対外・安全保障政策思想における時代精神；フランスのヨーロッパ統合政策―第二次大戦後の独仏関係の視点から）
感想・レビュー
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ろーじゃ
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現代のドイツを広く浅く見渡すには良い。東西ドイツの統一自体は正しかったという意見が９割を越す一方で、旧東ドイツの人の５割は今でも、ドイツ連邦共和国の生活に何らかの不満を抱いてるという問題が面白かった。2012/07/13
