目次
第1章 医療裁判の限界と克服(医療裁判の現状と課題;医療裁判の限界と克服)
第2章 医療ADRの目的と機能(医療ADRの目的と手続;協働型医療ADRの試み ほか)
第3章 医療紛争相談センターの設立と役割(医療紛争相談センターの認証取得経過;各種規則 ほか)
第4章 医療ADRへの各界の期待と意見(本研究会主催シンポジウムより)(患者サイドから見た医療ADRへの期待と意見;病院側から見た医療ADRへの期待と意見 ほか)
第5章 医療ADRの過去・現在・未来(医療ADRの過去;医療ADRの現在 ほか)
著者等紹介
植木哲[ウエキサトシ]
千葉大学名誉教授、朝日大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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masabi
2
医療裁判の問題点として、審理の長期化、裁判官の医療知識の欠如、患者と医者の双方ニーズとのズレが挙げられる。この問題に対応するために医療メディエーションと医療ADRが注目に値する。前者はメディエーターが患者と医者の橋渡しを行い、裁判に至るほどの深刻な紛争になる前に両者の共通認識を構築することで事前に紛争を予防する。対して、後者は専門知識を持つ中立的な第三者に意見を伺い双方の合意を形成することを目的とする。その利点は謝罪や真相究明といった裁判に馴染まない事項を扱うことができる点にある。2015/08/03
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