内容説明
宗教の「衰退」「再生」「変貌」が同時進行する現代の様相を読み解く。グローバルとローカルの狭間に生きる宗教のこれからを問う。
目次
第1部 グローバル化とローカル化の狭間に生きる宗教(共有された驚異―セブ市におけるグアダルーペの聖母信仰のグローバルとローカル;辺境イスラーム社会に生きる人びとの越境経験―フィリピン・マラナオ社会における中東留学をめぐる語りから;イスラームとグローバル化、イスラームのグローバル化;海外からの移住者と宗教実践―東京大司教区のフィリピン人共同体を中心として)
第2部 ボーダレス化/グローバル化により再生産される宗教(宗教施設の商品化とその限界;モロッコの「イスラーム」の危機とイスラーム主義運動の変質;ヒンドゥー・ムスリム原理主義とグローバル化―インドを事例として;グローバル化と日本の宗教―カナダにおける浄土真宗の場合)
著者等紹介
私市正年[キサイチマサトシ]
上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科地域研究専攻教授。専門:マグリブ民衆イスラーム史、アルジェリア・イスラーム政治運動
寺田勇文[テラダタケフミ]
上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科地域研究専攻教授。専門:文化人類学、東南アジア研究
赤堀雅幸[アカホリマサユキ]
上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科地域研究専攻教授。専門:人類学、中東研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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