内容説明
企業会計を身に付けるために必須となる「演習部分」を受け持つ、「慣れる」ことを目指した「演習書」。「新地方公会計制度」への対応を念頭におき、自治体だけに関係するものも盛り込んでいる。
目次
概説 企業会計の基礎―知っておきたい必要最小限の知識(官庁会計と企業会計の違い;企業会計とはどんなものか;複式簿記;発生主義;発生主義の重要ポイント;自治体職員が間違いやすい事項;伝票から財務諸表までの流れとコンピュータによる処理)
問題編(企業会計の成果物;簿記上の取引;複式簿記一巡の流れ;資産;負債;純資産;収益;費用;決算;決算整理;精算表と賃借対照表・損益計算書の作成)
解答編=解答と解説
著者等紹介
中元文徳[ナカモトフミノリ]
1948年生まれ。慶應義塾大学卒業。公認会計士。国立大学法人金沢大学監事(非常勤)。自治体パフォーマンス向上研究所代表。大手監査法人海外担当などを経て公会計部門の責任者として地方公共団体や独立行政法人等に長年関与するとともに国関係の委員も歴任。現在、監査やアドバイス業務のほか包括外部監査や国有・公有財産の有効活用業務にも従事し、パフォーマンス(成果)やベネフィット(便益)を軽視した単なるコスト削減は安易すぎる策であるとして、限られた財政の中であってもそのミッション(使命)を忘れず中・長期的に見た住民満足を維持・向上させる方策を探ることこそ大切だと主張。また、先入観や社会通念にとらわれず、事実をありのままに観察し自然な道理で解決策を探ることを身上としている。長年海外業務に携わり(この間、ロサンゼルス、香港、北京で勤務)国際派会計士でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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