内容説明
世界を駆けめぐるモノ、カネ、情報…しかしそれを動かしているのは生身の人間。国境を越える人びとの営みから「グローバル化」をあぶり出す。
目次
第1部 国境を壊そうとする政策枠組み・国境を利用しようとする人びと(生産のグローバル化を歴史的視角から分析する―20世紀初頭の中国における綿産業の事例;NAFTAを逆手に取る―メキシコ・ハリスコ州におけるトウモロコシ・トマト生産の事例から;グローバル化時代における地域ブランド創出の試み―チリワイン産業の事例から)
第2部 国境を越える人びと・外来者を迎える地域(グアテマラにおけるアパレル・マキラドーラ産業の多様性―製品特性からのアプローチ;スペシャルティー・コーヒーの光と影―ハワイ島コナ・コーヒー産業におけるグローバル化の社会的・経済的影響の考察;中国経済のグローバル化とは何か―移民の歴史、トランスナショナルな企業活動、そして地方政府)
第3部 国境を越える情報・生み出される文化(宗教的シンボルの流通と消費―フィリピンのサント・ニーニョ崇敬を事例として;中国における性革命25年史―グローバル化と文化)
著者等紹介
谷洋之[タニヒロユキ]
上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科地域研究専攻准教授。専門はラテンアメリカ地域研究、経済発展論
グローブ,リンダ[グローブ,リンダ][Grove,Linda]
上智大学学術交流担当副学長、上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科グローバル社会専攻教授。専門は中国近現代社会経済史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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