内容説明
パティソンの「不機嫌な」人生から、病める現代大学教育をみる。忘却された大学人パティソンが、世俗化した現代の大学に警告を与える好著。ニューマンの大学論の「陰画」として、その信念に立ち還ることのできない苦境を大胆に生々しく著述。
目次
第1章 一八三〇年、オリエル
第2章 オリエル凋落への転機
第3章 知性の目覚め
第4章 卒業試験に向かって
第5章 卒業
第6章 トラクト運動の渦
第7章 アンチクライマックス
著者等紹介
舟川一彦[フナカワカズヒコ]
1953年大阪市に生まれる。1975年上智大学文学部英文学科卒業。1980年上智大学大学院文学研究科英米文学専攻博士後期課程満期退学。1987‐88年オクスフォード大学ブレイズノーズ・カレッジに留学。1997年博士(文学)の学位取得(上智大学)。上智大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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