内容説明
大河川の破堤による都市水没、異常気象による同時多発的土砂災害、液状化した海岸線を襲う大津波…完全制圧不能な大災害に対して、「自助」「互助」「公助」は、果たして何ができるだろうか?
目次
第1章 自然災害における危機管理とはなにか(自然災害は絶対的に防げない!;カスリーン台風が再来したら ほか)
第2章 過去の災害事例に学ぶ(日本の国土の特徴;自然災害の危機管理事例)
第3章 平時の危機管理(現行法制度のあらまし;危機管理の責任者はだれか? ほか)
第4章 災害時の危機管理(情報の危機管理問題;住民の避難誘導体制の確立 ほか)
著者等紹介
佐々淳行[サッサアツユキ]
昭和29年東京大学法学部政治学科卒業後、警察庁入庁。昭和40年より在香港日本総領事館領事、昭和47年より警察庁調査課長、外事課長、警備課長を務める。昭和50年より三重県警察本部長、警察庁刑事局参事官を経、昭和52年より防衛庁へ出向、教育参事官、人事教育局長、官房長、防衛施設庁長官を歴任。昭和51年内閣総理大臣官房内閣安全保障室の初代室長に就任。平成元年退官。主著に『危機管理のノウハウ』全3巻(PHP文庫)、『完本 危機管理のノウハウ』『新・危機管理のノウハウ』『東大落城』『新・新・危機管理のノウハウ』『危機管理宰相論』『連合赤軍「あさま山荘」事件』『さらば臆病国家ニッポン』『わが上司 後藤田正晴―決断するペシミスト』(以上、文芸春秋)、『ポリティコ・ミリタリーのすすめ』(都市出版)、『平時の指揮官、有事の指揮官』(文春文庫)、『公務員研修双書 危機管理』(ぎょうせい)など多数
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