内容説明
地域住民・市民が、自治体の諸活動をコントロールする手段・制度には、種々のものがあるが、情報公開制度、選挙を通じての首長、議員の選出、それらのリコールその他の直接請求、住民監査請求・住民訴訟制度、様々な住民参加諸制度などが挙げられる。本書は、そうした制度に係わる現代的課題のいくつかを重点的に取り上げている。
目次
第1章 住民参政・参加制度の歴史的展開
第2章 住民と行政との情報の共有
第3章 住民による行政の監視
第4章 自治体内分権と住民参加・協働
第5章 地方分権時代の自治体行政と住民参加
第6章 地域事業の決定・実施をめぐる協働のための条件整備―「住民‐住民」関係の構築を目指して
第7章 財政システム改革と住民参加・住民評価
著者等紹介
人見剛[ヒトミタケシ]
1959年、東京都生まれ。現在、東京都立大学法学部教授。主な著書は、『近代法治国家の行政法学』(成文堂)、『分権型社会を創る 第4巻』(ぎょうせい)など
辻山幸宣[ツジヤマユキノブ]
中央大学教授
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