内容説明
「大部屋主義」の組織原理がもつ政策研究の可能性と限界について論じる総論からはじまり以降、政策循環モデルに沿って、課題設定から政策の立案、決定、実施、そして評価と終結に至る政策のライフサイクルの各段階に、それぞれのテーマを配置して考察していく。
目次
第1章 自治体行政の政策研究
第2章 政策課題研究と行政研修
第3章 政策の立案・実施をめぐる国と地方の関係―戦後の地域産業振興法とリゾート法にみる国の政策コントロール制度の形成と変容
第4章 分権時代の自治体計画の策定と府県の調整―老人保健福祉計画の事例研究
第5章 自治体政策と高齢者サービスの評価
第6章 政策評価の可能性と限界
第7章 政策終結と行政戦略―埼玉県庄和町の学校給食廃止論争を素材として