内容説明
今日、誰もが単なる著作物の享受主体から著作物の権利主体及び利用主体となり得る状況が生まれ、著作権法は全国民的な法制へと転換しつつある。本書は、著作権制度に関して専門的、職業的に関わる人々だけではなく、より多くの人々が幅広く活用できるよう、現実に直面している課題を念頭に置きつつ、基礎的な内容から応用的な問題までを視野に入れて作成した。各条文の解釈については、通説的見解や関連判例を紹介しながら、必要に応じて著者の考え方を述べている。
目次
第1部 知的財産権制度と著作権
第2部 著作権制度の概要
第3部 出版権
第4部 著作隣接権制度
第5部 著作権の登録制度
第6部 権利救済制度(民事・刑事)
第7部 著作権に関する国際条約
第8部 著作権制度の現代的課題