内容説明
バブル時に肥大化して、いまだに是正されない株式資本の過大な部分を、一度適正な水準に戻すことが要請される時代である。減資、利益による株式消却、資本準備金による株式消却と、道具だては充分となってきた。本書は、眠れる過大な資産でもある株式会社の自己資本の消却の手法を、さまざまな角度からとりあげている。
目次
第1章 自己株式の利益消却
第2章 自己株式の買入消却
第3章 自己株式の消却の効果
第4章 消却のための株価
第5章 自己株式の利益消却の手続実務
第6章 自己株式の買入消却の手続実務
第7章 自己株式の消却とみなし配当の特例
第8章 みなし配当の発生の全形態
第9章 みなし配当と個人株主への課税
第10章 みなし配当と法人株主への課税