内容説明
本書は、伝統工芸士を目指す多くの人びとの要望に応え、これまで伝統的工芸品産業振興協会で作成してきた諸刊行物の中から、特につくり手にもつかい手にも役立つ知識・情報を選んで編集し、一冊の書物にまとめたもの。本文を全文掲載したもの、“コラム”(囲み記事)として記述のエッセンス部分を掲載したもの、“ひとくちメモ”として伝統工芸のミニ解説(ここでは伝統工芸士試験に関連した事項を紹介)したもの等に分類。さらに、「伝統工芸士講習会」用のビデオ映像の誌上再録、伝統的工芸品推進月間で実施したシンポジウムや図画・作文コンクールの最優秀作品を紹介するとともに、各頁の下欄に指定伝統的工芸品192品目すべてを“二行解説”している。
目次
1 日本伝統的工芸品産業
2 伝産振興を考える―いま、伝統工芸士とは
3 「人心の華」としての伝統的工芸品
4 デザインマインドをもって開発を
5 日本の顔としての伝統的工芸品
6 伝統産業行政あれこれ
7 伝統的工芸品産業の振興と地域づくりシンポジウム
8 作文コンクール 通商産業大臣賞受賞作品