内容説明
機関委任事務の廃止に象徴される中央‐自治体関係の改革と地域社会レベルでの新しい意思決定システムの創造に向けた動きは、日本の自治・分権の水準の向上を物語っている。本書では、住民投票制度の理論的意義ならびに制度設計上の論点を整理した。
目次
序章 いま、なぜ、住民投票なのか
第1章 事例・住民投票
第2章 住民参政制度の現状分析と住民投票の可能性
第3章 住民投票と間接民主制
第4章 住民投票と自治体政策システム
第5章 地方自治体における住民投票条例制定の問題点―5W1H
資料編 住民投票条例(案)の実例