内容説明
平成七年一月十七日に発生した阪神・淡路大震災は、死者六千四百名を越えるという戦後最大の痛ましい災害となりました。政府は、大震災を契機に、防災問題懇談会を設置して、自然災害に対応した国、地方公共団体等による防災体制の在り方について検討する一方、緊急を要する事項については、平行して見直しを進めることとしました。災害対策基本法は、我が国の災害対策の最も基本となる法律です。この災害対策基本法についても、防災対策全般の見直しの中で、その改正の必要性が認識され、平成七年六月に災害時の緊急通行の確保に関して改正がなされ、また、同年九月の防災問題懇談会の提言等を踏まえて、同年十二月には、防災体制全般を見直す抜本的な改正が行われました。本書は、この二回の災害対策基本法の改正を踏まえて改訂を行ったものです。
目次
第1編 総論(災害対策基本法の制定及び改正経緯;災害対策基本法の目的及び概要)
第2編 逐条解説(総則 第一条―第十条;防災に関する組織;防災計画 第三十四条―第四十五条;災害予防 第四十六条―第四十九条;災害応急対策 ほか)
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