目次
第１部 魂の行方（亀甲墓実験方言をもつある風土記（大城立裕）
水上往還（崎山多美）
風の河（小浜清志）
負けなかった尚徳王（山里永吉）
陽のかなしみ（石牟礼道子） ほか）
第２部 「イクサ」と「カナアミ」の情景（オキナワの少年（東峰夫）
ランタナの花の咲く頃に（長堂英吉）
ジョージが射殺した猪（又吉栄喜）
虜囚の哭（霜多正次）
カボチャと山鳩（船越義彰） ほか）
第３部 模索と試みと（人類館（知念正真）
仮眠室（田場美津子）
ソウル・トリップ（山里禎子）
南島へ（立松和平）
秋篇（山田裂琴） ほか）
第４部 こだわりの島（沖縄（木下順二）
手遅れの死（津野創一）
踊り（小林秀雄）
わが故郷今帰仁―宿道と津口をたどる（仲宗根政善）
沖縄胃袋旅行（向田邦子） ほか）
第５部 揺れ動くこころ（故郷は地球（宮城聡）
奥間巡査（池宮城積宝）
中学時代の思出―この一篇を恩師下国先生に捧ぐ（伊波晋猷）
偉大なる二十五年間（東恩納寛惇）
帰省（漢那浪笛） ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hiroki Nishizumi
2
読みがいがあった。文学作品、例えば崎山多美の水上往還や知念正真の人類館などはなかなか馴染めなかった。あまり思想や暗喩のない紀行文、例えば三木卓の祭りの島や佐木隆三の私的沖縄生活のような作品は当時の空気や環境が分かって楽しく読めた。2019/06/19
友川サイコー
1
津野創一「手遅れの死」珠玉！2019/06/27
