内容説明
21世紀への国土づくりの指針として策定された「第4次全国総合開発計画」(4全総)では、交流ネットワーク構想の推進による多極分散型国土の形成を目標として掲げています。その推進方策の一つとして、都市と農山漁村との広域的交流によって地域の活性化を図ることが掲げられており、現在、全国各地で多様で活発な都市と農山村との交流が展開されています。本書は、このような観点から、国土庁が社団法人農村生活総合研究センターに委託し行った「教育的な活動の場としての農山村の役割と活用に関する調査」(平成元年度)の報告書などをもとに、都市農山漁村交流研究会がわかり易く編集したものです。
目次
第1章 自然と人とのふれあいの教育を求めて
第2章 子どもを対象とした都市と農山村の交流事業の現状
第3章 長期滞在型体験学習「山村留学」の事例分析―鳥取県日南町及び和歌山県かつらぎ町
第4章 短期滞在型体験学習の事例分析―秋田県千畑町千屋小学校と東京都港区御田小学校の交流
第5章 短期滞在型の事例分析―宮崎県綾町
第6章 都市と農山村の新たな「共生社会」へ向けて