内容説明
生涯を結晶したことばの数々…人生の真・文芸のこころがそこにある。実地探訪により、作家123名の文学碑をカラー写真と碑(文)の解説で紹介。作家の略伝、碑までの交通案内、県別文学碑一覧(600余基)を収載。
目次
文芸評論に活躍、ペンの碑佐渡に(青野季吉)
「雲こそわが墓標」(阿川弘之)
大川〈隅田川〉の水を愛した鬼才(芥川龍之介)
『冬の宿』に好評、出雲は第二の故郷(阿部知二)
父性愛の文学『小さき者へ』(有島武郎)
『華岡青洲の妻』『恍惚の人』などの名作(有吉佐知子)
青春をわかせた流行作家(石坂洋次郎)
亡母への思慕を作品化(泉鏡花)
中国のロマンまで描いた文豪(井上靖)
随筆・紀行文学の名家(内田百〓)
夢見る人―プラトニック・ラブの作品化(宇野浩二)
聞き書きふうの語り口に特色(宇野千代)
「人生幻化に似たり」(梅崎春生)
推理小説・SF小説の先駆(海野十三)
日本探偵小説の父(江戸川乱歩)〔ほか〕