内容説明
新田文学の真髄にふれる伝記風文学論。人間新田次郎の一面が、エピソードを織りまぜて興味深くまとめられています。新田文学の全ぼうが明らかになっているので、これから新田文学にふれてみたいという方や、次の作品を読んでみたいという新田文学ファンにとっては、格好のガイドブックです。
目次
第1部 歩いたみち(お互いが一目惚れの結婚;直木賞受賞;夢にまで見たヨーロッパ行きと新聞小説の執筆 ほか)
第2部 新田文学をさぐる(新田文学を分類してみると;「山岳小説」について;新田文学のバックボーン ほか)
第3部 新田次郎と富士山(第二の故郷富士山;『強力伝』とモデル小宮正作;自分の体験を小説『富士山頂』に ほか)
第4部 小説『武田信玄』
第5部 小説『武田勝頼』
新田次郎年譜