内容説明
教育法規は空気のようなもの。学級担任あるいは校長・教頭として、日ごろ何げなく処理していることも法規と深いかかわりを持っている。教育法規に強くなる近道は、日常の業務を法律の目でみ直し確認する習慣をつけることである。この本は、これから教育法規の勉強を始めようとするむきには格好の手ほどきになり、一通りの勉強をすませた方々にはその総まとめの役割を果たすはずである。
目次
校長の職務権限
教頭の仕事
職員会議の位置づけ
学校主任制―連絡調整と指導・助言
校務分掌
学校運営と職務命令
学校事務と事務職員
教育委員会と学校
教育課程の編成
教科書を使わない授業
補助教材の使用
入学から卒業まで
出席督促と出席停止
学級編制は学校の自己責任で
髪形・服装規制
指導要録・通知表・内申書
児童・生徒の懲戒
体罰の禁止
いじめと親・教師の責任
学校事故と教師の責任
伝染病の予防
学級担任のトラブル
教員の勤務時間を考える
年次有給休暇の利用
教育計画と教師の転任
定年制・再任用・歓奨退職
女教師の勤務条件
公務災害補償
学校分会の活動
「三ト追放」あれこれ
教師の「信用」
秘密を守る義務
教員の政治活動
教員ストに懲役刑
教員の懲戒と分限
教員の研修