出版社内容情報
道で拾った猫を飼主の家に届けた高校生のナンシーは、その家の秘密を得意の推理力で探っていく。
内容説明
ナンシーは、有名な弁護士を父に持つ美少女探偵。ずばぬけた推理の才能を持ち、次つぎとまきおこる事件に、勇かんに立ちむかう。親友のジョージ、ベス、そして父とともに犯人を追いつめるが、ついにナンシーがとらわれの身に！アメリカの少女たちに愛読された、少女探偵ナンシーが大活躍する、ミステリーシリーズの第一弾。このスリルは、たまらない！！小学校高学年・中学向き。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
永田 誠治
5
フォア文庫版第1作。原作シリーズでは第16作目とのこと。1939年作品。元々「少女・世界推理名作選集」（68年）に収録されていたものであり、本当はそっちで読みたかったが、入手困難なのでこちらで。一見表紙がいかにもアニメチックなので誤解されやすいけど、十分大人でも楽しめる。やはり児童書の挿絵や表紙は、昔ながらのデッサン風な落ち着いた雰囲気の方がむしろ逆にアート性があって趣深いとつくづく思う。物語も予想つかない方向へ展開するので飽きさせない。ちょっと色々と都合よく出会っちゃうこと多いけど（笑）。2020/08/02
ゆん
1
ジュディシリーズから流れてこちらも読んでみた。少女向けとしてはかなりしっかりした話でオトナが読んでも充分楽しめる。ナンシーの行動力は感心通り越して老婆心から「いや、そこは行くな！」とか思ったり（笑）殺人がおこらないミステリーなので読後感も爽やか。2015/12/28
017
1
小学4年生のとき、少し背伸びをして、高学年向けの本を買ってもらった。この14年間で20回は確実に読んだ作品。ストーリーも結末も全てわかっているのに、なぜか手にとってしまい、今も大事に手元にある。自分を推理小説好きにさせた、一冊。
フローレス
0
少女探偵ナンシーのフォア文庫シリーズ第一巻です。このシリーズには前々から興味がありようやく読んだわけですが、この巻は翻訳に難あり。文章は翻訳した英単語をそのまま並べたような感じで、読み手が違和感を覚えるような言い回しばかり。翻訳の難しさを痛感すると同時に、もう少しどうにかならなかったのだろうかと頭を抱えてしまいました。いつか原作を読む機会があればそちらと読み比べをしてみたいです。2012/12/30
ラッテ
0
このシリーズをはじめて読む。面白かった。2010/09/28
