出版社内容情報
28歳で目の難病が発覚したパラクライマー・小林さん。失意の底にいた彼を救ったのは、16歳で始めたフリークライミングだった。視覚障害者にクライミングの楽しさを広める活動も行う彼の半生から、誰もがもつ可能性と挑戦の楽しさを伝える
内容説明
視力を失うという経験を乗り越えてトップクライマーになり、より多くの人に、挑戦する喜びを知ってもらおうと奮闘する小林幸一郎さんの活動の記録。
目次
1 みんなでクライミング!
2 クライミングとの出合い
3 人生をもう一度動かした言葉
4 アメリカのすごいクライマー
5 モンキーマジックの設立
6 日本から世界へ
7 直也さんとペアを組んで
8 世界選手権四連覇
9 金メダルより大切なもの
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
93
子供向けノンフィクション。パラクライミングは2028年ロサンゼルスパラリンピックの競技に追加される▽28歳で進行性の目の難病で失明した小林幸一郎氏のお話。勉強も運動も苦手な子供時代「夢はなんですか」と聞かれるのが苦痛だった小林少年。16歳の時に雑誌で見たクライミング教室に興味を持ち参加したことで、様々な出会いがあり成長していく。失明する恐怖や困難を乗り越えていく▽「夢は探すものではなく、出会うもの」巻末にクライミングイベント問い合わせ先が記載されている。良本。2024.9刊2025/08/04
けんとまん1007
41
改めて考えること。それは、ご本人の持っているもの、考え方だけでなく、人との出会いの素晴らしさ。その出会いを、どう活かすのかも、ご本人次第ということがある。何をしたいのか?これは、ずっと考え続けていきたいことでもある。2025/08/03
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