内容説明
人は死んだらどうなるか知っていますか?人は死ぬと長い旅に出なければなりません。どんなところに行く旅か、不安ですよね?だいじょうぶ!今からこの本を読んでおけば、死んだ後もまようことはありません。この本は、死後、行くことになる各所をしょうかいするガイドブックなのです。地獄と死後の世界へご案内します!
目次
死後の世界をご案内します
六道、極楽の図
死後はこんなところに立ちよるよ!あの世の旅のスケジュール
中有の世界
さあ、八大地獄に行ってみよう!
六道のあれこれ
八寒地獄と女性の地獄
地獄に行った歴史上の人物たち
まだまだあるぞ!小地獄のあれこれ
現世で恐怖体験してみましょう!行ける地獄!会える閻魔!!
著者等紹介
田村正彦[タムラマサヒコ]
1972年生まれ。岡山県津山市出身。文学と絵画から地獄を研究している。現在、大東文化大学文学部専任講師。おもに「地獄の授業」を担当。全国各地の地獄絵や閻魔さまの所在を記した「えんマップ」を作成している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤
51
図書館の児童書のおすすめコーナーにおいてあった1冊。死後、行くことになる各所を紹介するガイドブックであり、地獄について仏教の教えをもとに解説したもの。なんともいいようのない不気味さを感じるイラストで「地獄」のイメージが広がる。紫式部が『源氏物語』で恋の話をたくさん書いて多くの読者をまどわせたとして地獄行きになっただなんて初耳! 2020/06/08
紫陽花と雨
22
可愛いイラストなのに、ものすごくしっかりした地獄ガイドブック、超わかりやすい!あの世の旅は死出の山から、三途の川の渡り方3種。十王の裁判スケジュール、そして六道輪廻まで網羅。ブラッシュアップライフのアリクイとかウニは畜生道なのかな。八大地獄から小地獄まで、どんな悪いことをしたらどこへ落ちるか網羅されています。そもそも底に落ちるまでに2000年かかる阿鼻地獄怖い。ウソをついて税金を多く取った政治家が落ちたり、立場を利用して自分の地位を守るためにウソをつくと落ちる地獄もある…悪い政治家は大体地獄に落ちそう。2024/09/29
シオン
17
死後の世界である地獄について仏教の教えをもとに解説した本。葬儀の際に聞く説法でなんとなく知っていた世界だが死んでもすぐに地獄や極楽に行けるのではなく「死出の山」「三途の川」「十王の裁き」など731日間(2年間)かけて次に生まれ変わる世界を決める らしい…長いよ。八大地獄 小地獄の説明もあり仏教の教え通りだとしたら私地獄へ行くな…😣と、ゾッとした。六道輪廻の説明もあり一番良いとされる「天道」楽しく天人として生きる事ができるが最後は「五衰と呼ばれる状態になり大変苦しみながら死にます」とさらっと書いてあり😨2022/07/27
ほんわか・かめ
14
博士ちゃんで地獄好きの少年に感化されて。今、人道に生きている私たちは、前世でかなりの善い行いをしてきたのだとわかる。子どもでもわかりやすく紹介されていて、自身の行いを省みるきっかけになるだろう。ウソつきが落ちるとされる大叫喚地獄。しかし喚く事も出来ないほどの酷い苦しみが待っている。舌を傷めつけられ抜かれてもまた生えてきて、何度も何度も繰り返されるそうだ。6800兆年間も…!2024/11/17
shk
14
専門家がポップに易しく地獄をご案内。地獄の階層が進むにつれ、まるで小学生同士が張り合うように「2兆年苦しむ」「5京年苦しむ」「燃やされて死んでも鬼に生き返らされてまた苦しむ」と、コレでもかと苦しみが増大する。地獄を考えた人はよほど人々を脅かしたかったんだなぁ。我が家では怖いもの見たさが高じた小1男児リクエストで読み聞かせ。最初はノリノリだったものの最後は怖がって号泣。しまった。可哀想なので一緒に借りていた「日本の神様」の本を読んで安らぎを得て寝た。2024/08/26