出版社内容情報
谷川俊太郎とtupera tuperaの初コラボレーション絵本。“これはすいへいせん”の一文から始まって、ページをめくるごとに、つぎの文がくっつき最後はとても長くなる、“つみあげうた”の言葉あそび絵本です。詩人の独特の語感とリズムにみちた言葉に、クラシックな世界観が新しいtupera tuperaの絵が応えます。ブックデザインは、新進気鋭のデザイナー岡田善敬。遊び心満載の装丁と造本にも注目です。
水平線のむこうには、いったい何があるのかな? “これはすいへいせん”に始まって、ページをめくるたびに言葉がどんどんつながり、世界が広がっていきます。ユーモラスなイラスト、楽しいインデックスのしかけなど、tupera tuperaの遊び心あふれる表現と、谷川俊太郎の変幻自在な言葉の世界が初コラボした絵本。
谷川 俊太郎[タニカワ シュンタロウ]
tupera tupera[ツペラツペラ]
著者等紹介
谷川俊太郎[タニカワシュンタロウ]
1931年東京生まれ。詩人。1952年第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。以来、詩作のほか、絵本、エッセイ、翻訳、脚本、作詞など幅広く作品を発表し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
185
谷川俊太郎さんとtupera tuperaがコラボした作品。ページを捲るたびに言葉がつながって、すいへいせんのように長くなっていく、積みあげうたの絵本。言葉をこんなに自由に並べられるってすごい、声に出して読むとさらに楽しめる。やっぱり詩人は言葉を紡ぐ名人です。これはすいへいせん、ながくながくのびた向こうからやってきて、ぐるっと地球を一周するとまたながくながくのびた向こうからやってくるような絵本で、読み終えるともう一度本をぐるっと読み始めて何度も何度も繰り返して、読めば読むほどなんだか笑いが止まらなくなる。2025/03/16
おくちゃん🌹柳緑花紅
99
明日で2歳5ヶ月になる孫が来年の今頃は一人で読めるようになったら良いなぁ~と、購入した。早速3回読んだらゼイゼイ苦しい!息も絶え絶え!読友さんが肺活量鍛えてって言っていたけど鍛える前に読んだから?これはとても楽しくて記憶力まで鍛えられる。ページをめくると表れるイラストが、又可愛い。ツベラツベラさんの絵も楽しい。水平線の向こうにはどんな、なにがあるのかなぁ?孫と一緒におしゃべりしながら想像しながら息も絶え絶えに読んであげよう。2017/02/24
みかん🍊
97
これは水平線の向こうから流されてきたおじいさんの家、次々と関連するものが増えてくる次はどこへ繋がるの?目次が増えてくる仕掛けも楽しい。2018/01/11
MI
82
谷川俊太郎の絵本。文が少しずつ連なってくる面白さがある。最後まで読むと、はじめの文章がいきてくる。ことば遊び。テンポのいあ文章が心地よかった。2023/08/26
♪みどりpiyopiyo♪
70
おもしろかったー♪ 『のみのぴこ』みたいなのの新作です。■このお話も、おぉ~! って言っちゃう展開で、どこからどこまでが誰の現実なのか、誰の次が誰で ところでこの人とこの人はどうつながるんだっけ??? と、あれ?ってなるのが楽しいです。■絵はtupera tuperaさん。『のみのぴこ』の和田誠さんとは感じが変わって、お話は御伽要素が増したのに、何やら近くの世界のお話のように感じられます。■本の端につけられたインデックスの仕掛けも楽しくて。遊びゴコロいっぱいの装丁と造本は岡田善敬さん。(2016年)2016/12/09