内容説明
小さいときは仲の良かった健斗と結衣の兄妹。健斗はだんだん結衣を相手にしなくなり、冷たい態度をとるようになる。となりの工藤さんにメダカの鉢をゆずりうけた日、結衣のなかである物語が動きはじめる。それは呪いによって姿を変えさせられた「めだかの王様」の物語。そして、本人たちも忘れていた健斗と結衣自身の物語だった。
著者等紹介
岡田潤[オカダジュン]
静岡県生まれ。東京デザイナー学院卒業後、アニメーター、広告代理店勤務を経て、イラストレーターに。日本の四季、年中行事、伝承などをテーマに活動している。現在、潤墨会水墨画教室講師を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ララ
5
乱暴な兄に悩まされる結衣。メダカの鉢を譲り受けたのをきっかけに、結衣はメダカに姿を変えられた王様とメダカの国を救う勇者の物語を思い出す。メダカの王国の物語と結衣の日常が同時進行で進んでいく。どうも読みにくいなぁ、世界に入れないなぁ、岡田淳さんなのに…この後面白くなるのか?と思いながら読んだら、違う作者だったー(泣)まさかの漢字違い。はじめに気付いてたら、最後まで読まなかったな。2021/06/07
てらさか
1
やたら荒れている兄の描写が読んでいて苦痛でしたが、何とか試練を越えてめでたしめでたしになるのはよかった。女同士の揉め事は微妙にリアル。2025/06/19
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