内容説明
小麦は毎朝早起きして、おじいちゃんがやっているパン屋さんへパンをもらいに行く。今日から新学期。小麦は親友の愛理ちゃんや、気になる星島君と同じ班になり、新しいことが始まりそうな予感。放課後、小麦がお店によると今日は、おじいちゃんが休んでいる。検査の結果、おじいちゃんは入院することになるが…。パンづくりのレッスン&ステップアップ・ストーリー。3・4年生から。
著者等紹介
斉藤栄美[サイトウエミ]
東京都に生まれる。児童文学作家。「四年一組石川一家」シリーズで作家としてデビュー
染谷みのる[ソメヤミノル]
奈良県に生まれる。イラストレーター、漫画家。書籍の装画やさし絵、雑誌での漫画執筆を中心に活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
31
パンが大好きなので面白かったです!おじいちゃんが営むパン屋さん「ボンジュール」のパンが大好きな孫の小麦。毎朝おじいちゃんのパンで朝ごはん。ところが急におじいちゃんが体調を崩して入院。お店を閉めざるをえません。小麦ちゃんは残念。おじいちゃんに手伝えることを聞き、イチゴの天然酵母造りを引き継ぎます。元種が出来てからも、何回も「かけつぎ」(元種に水と粉を足して更に発酵させる)を繰り返す。そうか、パンはこんなにも手をかけて作られているのかと感動しました。大事にいただかなくては。2024/09/23
杏子
15
西日本読書感想画コンクール指定図書中学年向け。パン酵母を作るシーンは児童書ながら、感心させられた。おじいちゃんとのやりとりもよかった。パン酵母を作る過程で、不思議な声が聞こえるシーンでは、漫画の『もやしもん』を思い出してしまった。あれとはちょっと違うようだけど。それにしてもシリーズものの最初の巻とは!次はロールパン作りの様子が読めるのかな?子どもたちの評判がよかったら、次巻からも買わなければ!2015/05/30
花林糖
11
(図書館本)シリーズものだからなのか、最後の終わり方が中途半端で残念。元気いっぱいの主人公もお話も可愛らしく次巻以降に期待。妖精要素はまだまだ少なめ。2017/04/23
みとん
4
中学年の20015年度読書感想画指定図書。入院することになったパン職人のおじいちゃんのメモをもとに、大好きなパンづくりをすることになった小麦。おばあちゃんにも手伝ってもらいながら「いちごの天然酵母」づくりをスタート。普通にパンづくりに奮闘する女の子の話だったらよかったのに、なぜかタイトルに「妖精」が。そしてチラリと一瞬だけ姿を現す妖精。何を伝えたかったんだろう・・・。パン作りの楽しさや、こだわりなどが詳しく書かれていて良かった分、妖精と、パンの完成までなかったのが残念かな。そして、見た目よりも短め。2015/05/29
いぶたの
3
読みやすくて面白かった。タイトルに妖精がつくからもっと頻繁に登場するかと予想してたら少なかったのは今後続いていくからかな⁉ おじいちゃんの体調も気になるな~。シリーズ化していくなら追いかけようと思いました。絵も可愛いしね♪2015/06/16