内容説明
組み立てると命を宿すおもちゃ『バイオ・トイ』の新商品『お母さん』が、ヒョンスの家にやってきた!はじめは表情も変えず、だまって家事をこなすだけの『お母さん』だったが、次第に心が芽生え、人間のお母さんのように。…でも、心を持ったバイオ・トイは、不良品としてこわされるのがルールだった!!3・4年生から。
著者等紹介
キムソンジン[キムソンジン]
2010年、第1回KB創作童話コンテスト最優秀賞、韓国アンデルセン賞を受賞。第16回チャンピ「よい子どもの本」大賞を受賞している
キムジュンソク[キムジュンソク]
啓明(ケミョン)大学西洋画科卒業、大学院で美術教育を学ぶ。絵本、童話、知識情報本など、さまざまな子どもの本の絵を手がけている
吉原育子[ヨシハライクコ]
新潟市生まれ。埼玉大学教育学部音楽科卒業。成均館(ソンギュングァン)大学などで韓国語を学ぶ。韓国文学翻訳院短期集中課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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あん
40
『平成26年度なつやすみ読書感想画コンクール指定図書』 母親のいないヒョンスの元へ、組み立てると命を宿すおもちゃ『バイオ・トイ』の新商品『お母さん』がやってきた。はじめは表情も変えずだまって家事をこなすだけだったが、次第に心が芽生え人間のお母さんのようになる。でも、心を持ったバイオ・トイは不良品として青いハンターに捕まって壊されるのがルールだったというストーリー。最後はちょっと切ない終わり方なんだけど、バイオ・トイが現実になったらと考えたら怖くなりました。子供はこのお話をどう思ったんだろう...2014/07/13
頼ちゃん
7
「かあちゃん取扱説明書」と間違えて購入。ヒョンスにはなぜお母さんがいないんだろう。でもヒョンスもおじいちゃんもお父さんもいい人で、そこは良かったです。2017/06/10
mikamika
3
とっても読みやすいSF。ロボットおもちゃが流行っている世界で、父子家庭の男の子がお母さんロボットを買ってもらうお話。組み立ては自分でしなければならないのだが、きちんと組み立てないと上手く作動しないらしい。失敗したロボットは会社の回収車で連れていかれてしまう。面白くて、ちょっと切ない。2018/02/03
You
3
『かあちゃん取扱説明書』と紛らわしくないですか! やあ、ディストピア的な風情があって、予想外に楽しめた。でもあまりカタルシスはなかったな。中学年向けに短くまとめてるせいかな。2015/11/13
ビッケ
3
この前読んだ〝 かあちゃん取扱い説明書 〟と違って最後が悲しいです。読んでいて『 ぼくのお母さんもいなくなったら・・・』と考えたら、泣いてしまいました。近くにいたおばあちゃんに、バレないように泣くのは大変でした。2014/01/14
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