内容説明
天皇の孫として生まれたにもかかわらず、政治的に失脚し、公家として生きなければならなかった在原業平。しかし、歌の才能に恵まれ、絶世の美男であった彼は、情熱のおもむくままに、たくさんの恋をし、風流を愛し、旅を楽しんだ。彼をモデルに平安初期に作られたといわれる、作者不詳の物語。
目次
初冠・筒井筒
二条の后
東下り
たのむの雁
すける物思ひ
狩の使
渚の院
つひにゆく道
著者等紹介
細村誠[ホソムラマコト]
12月30日埼玉県生まれ。1993年ラポート刊『星の船』でデビュー。週刊誌に連載された『ほのかの書』は人気を博し、映画化された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かおりんご
36
漫画。在原業平いいなー。かっこいいなー。こんな素敵な恋の歌を贈られたら、惚れちゃうのも分かります。恋の歌を上手に詠めるようになりたい。そのためには、風流さや優雅さを身につけなくてはいけないのでしょうか。この本は、伊勢物語知る上でのきっかけになります。2014/07/16
タピオカ
18
先日川上弘美さんの「三度めの恋」を読んだので 図書館のヤングアダルトコーナーで見つけて読んでみた。わかりやすく、古典の導入にはいいと思った。在原業平と歌にうっとり。2021/02/02
旭
1
伊勢物語を漫画でサクッと読もうと思ったが、話として全く面白くなかった。こんなこなら、きちんと伝記を読み直した方が良かったかも…。2023/02/03
ひろただでござる
1
同じマンガの「うた変」を引っ張りだしてしまった。人間性に「難」有りと思えるけど当時はこれが普通の範疇に入ってたんでしょう・・・ね。絵に雅な雰囲気が感じられて読後感が良いです。マンガやないのも読んでみよう。・・・と思う。2014/04/06
空
1
「伊勢物語」をほとんど知らない私にも読みやすくて良かった。2011/07/26