出版社内容情報
自然とともに暮らす“もりのくま”と、ぬいぐるみの“テディベア”。ふたりはそれぞれ何と出会い、どんなことを考えながら時をすごしていくのでしょう。私たちひとりひとりにとっての、「幸せ」とは?「生きること」とは?
内容説明
自然のなかで暮らす「もりのくま」と、ぬいぐるみの「テディベア」。それぞれのうえを過ぎていくのは、それぞれの異なる時間。いのちとは何でしょうか。深い思索に満ちた絵本です。
著者等紹介
谷川俊太郎[タニカワシュンタロウ]
1931年東京生まれ。1952年第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。以来、詩、エッセー、脚本、翻訳など幅広く活躍
和田誠[ワダマコト]
1936年大阪生まれ(小学2年から東京)。イラストレーター、グラフィック・デザイナー。多摩美術大学卒業。1959年ライトパブリシティに入社。9年間社員デザイナーを務める。1960年漫画集『21頭の象』を刊行。続いて私家版絵本を7冊作る。1968年から4年数カ月「週刊サンケイ」の表紙絵を描く。1977年「週刊文春」の表紙(絵とデザイン)を担当して現在にいたる。装丁、挿絵、絵本などの仕事のほか、映画を監督することもある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
263
詩・谷川俊太郎、絵・和田誠。野生に暮らすもりのくまと、テディ・ベアを対比的に描く。どちらも、いわば節理の中にいるといえる。もりのくまは生物(生命)としての摂理、テディベアは人工的に作られたクマとしての宿命をそれぞれに生きてゆく。そして、もりのくまはその一生を終えるのだが、テディベアのそれはまだまだ続く。当たり前のことを描いているようなのに、生きていることが必然的に抱えている哀しみを切々と訴えかけてくる絵本。谷川俊太郎と和田誠のコンビネーションは絶妙。2024/06/19
♪みどりpiyopiyo♪
40
和田誠さんの 飄々としたくまさんの表紙に惹かれて手に取りました。こーいうのすき♪ ■自然のなかで暮らす「もりのくま」と、ぬいぐるみの「テディベア」。それぞれのうえを過ぎていくのは、それぞれの異なる時間。いのちとは何でしょうか。■安易に意味付けないところがいいね。深い思索に満ちた絵本でした (๑`・ᴗ・´๑) (2010年)(→続2019/10/24
Kikuyo
24
命ある動物のクマと、ぬいぐるみのクマを対比させながら描く。目の付け所が面白い。自然界を生きる森のクマと、痛みも感じないぬいぐるみ。自分としては、生身でもモノでも優しく扱ってあげたい気持ちがどうしようもなく湧いてきてしまう。2016/07/12
クラムボン
22
谷川俊太郎の詩は、森のくまとテディベアを比べる。ただそれだけなのだが詩情をそそる。森のくまは生き物としての特徴を美化している気がする。一方テディベアは悪い処だけに目を向けているので、愛玩具なのに生き物以上に哀しさを感じてしまう。これは谷川さんの作戦なのだろうか。和田誠の感傷的にならないシンプルな絵も、それに拍車をかけているようで、ますます哀しくなる。2024/08/11
たまきら
21
読み友さんから。オトンと二人で。「どうだった?」とあとできいたら、「たまちゃんはかなしいはなしはにがてだよ」だそうです。2015/11/17
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