内容説明
人々であふれていた江戸の町でトラブルをさけ、互いに気持ちよく暮らすために、自然に生まれたルールや工夫、それが江戸しぐさです。コミュニケーション術、商売のヒント、子育ての知恵、心の持ち方などがぎっしりつまった江戸しぐさは、今こそさまざまな場面で役に立つ対人行動術です。
目次
第1章 往来しぐさ(肩引き;傘かしげ;すれちがいのまなざし;カニ歩き;うかつあやまり;こぶしうかし;駕篭止めしぐさ;さっぱつまり;無理押し;田舎の入り・江戸の出;腕組み・足組み;右まわり;七三歩き;無悲鳴のしぐさ;韋駄天のしぐさ;横切りしぐさ;仁王立ちのしぐさ;とおせんぼしぐさ;あとつつき;お通りゃんせ;道路はお城の廊下;ちどりもどき;カエル)
第2章 江戸言葉(はじめまして;刺し言葉;戸閉め言葉;です;ムクドリ;手斧言葉;人を本名で呼ばない;子どもに対する親の言葉;はい;どちらへおでかけ?;ありがとう)
第3章 心がまえ(三つ心;六つしつけ;九つ言葉;十二文;十五理;半畳を入れるべからず;つきあい;つかの間つきあい;銭湯つきあい;お嬢さんのしないしぐさ;顔は二の次;江戸小町;目つき;お愛想目つき;おあいにく目つき;かげり目;あと引きしぐさ;八度のちぎり;けんかしぐさ;夜明けの行灯;訪問しぐさ;時泥棒;三脱の教え;売れ残りしぐさ;十年者;一期一会;お心肥;結果わきまえ)
著者等紹介
和城伊勢[ワシロイセ]
1965年、江戸研究家・芝三光氏の弟子となる。1974年、「江戸の良さを見なおす会」の講元(世話役)となり、現在、同会主宰。「江戸の良さを見なおす会」は目黒区社会教育団体にも認定された。出前講や書籍によって「江戸しぐさ」の普及に日々努めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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菜花@ほのおかくとう協会門下生
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