内容説明
すてられてもひとりぼっちでもつめたいあめにふられてずぶぬれになってもきっとしあわせなあしたがやってくる。あしたをみつめていきるやせっぽちのこねこのものがたり。
著者等紹介
きむらゆういち[キムラユウイチ]
1948年東京都生まれ。多摩美術大学卒業。絵本や童話の創作のほか、大学講師、幼児向けテレビ番組の制作、舞台の脚本など幅広く活躍している。『あらしのよるに』(講談社)で講談社出版文化賞絵本賞、産経児童出版文化賞JR賞を受賞。2005年には同作のアニメーション映画が全国で公開され話題となる
エム ナマエ[エムナマエ]
1948年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部在学中にイラストレーターとしてデビューし、絵本作家として活躍。1983年に失明の宣告を受け、1986年に完全失明。作家に転身し、1989年には処女作の長編童話『UFOリンゴと宇宙ネコ』(あかね書房)で第18回児童文芸新人賞を受賞。1990年には、全盲のイラストレーターとして復活をはたす。1992年、サンリオ美術賞を受賞。1998年にニューヨークで行われた個展で認められ、2000年にアメリカ最大手の子供服メーカーに社外アーティストとしてむかえられる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
神城冥†
46
頑張って諦めなければ素敵な明日が待っている……?2017/08/01
そら
33
メッセージ性が強いので、6年生の卒業前の読み聞かせに使う絵本のうちの1冊です。甘くない人生(猫生?)。最初読んだ時は、子供向けなのに、ここまでのどん底を描くってすごいな~って思ったけど、背景を知って納得。きむらゆういち文、エムナマエ絵。2人は交流が深かったそうです。この絵を描いているエムナマエさんは、糖尿病で失明し、失明後も絵を描き続けて昨年亡くなりました。このお話の主人公はきっとエムナマエさんなんだろうなって思います。何があっても大丈夫(?)だし何とかなる(?)し、逆に開き直って生きていくしかないやん。2020/03/04
わむう
21
きむらゆういちさん原作。「必ず明るい明日がやってくる」どんな辛いことがあっても前を向いて懸命に生きる猫の物語。糖尿病のため35歳で全盲になったイラストレーター・エムナマエさんがイラストを描いています。虹色のキラキラした絵が美しい。 2017/07/01
Naomi
20
ある人の講演会で、全盲の画家エム ナマエさんの話題が出てきたので、この絵本を思い出して読みました。ボワンと光っているような、きれいな色合いの絵です。 ボソボソの毛でやせっぽっち、がまがえるみたいな鳴き声のこねこ、どんな出来事もいいことだと捉えて前向きに明るく生きていきます。でも、絶望に押しつぶされそうなシーンもあって、胸が痛くなりました。そんなとき、ちゃんと見ていて励みになれる存在でありたいです。2016/06/21
Cinejazz
10
やせぽっちの猫がいました。毛並みはボソボソ、なき声はガマ蛙みたいでしたが、お母さんと沢山の兄妹に囲まれて、毎日幸せでした。ところがある日、仔猫たちは公園に捨てられました 「ごめんね、こんなに沢山、飼ってあげられなくて。いい人に貰われてね」 飼い主さんは、ダンボ-ル箱にビスケットをいっぱい入れて、去っていきました・・・『お前は、見た目は悪いけど、気持ちだけは、いつも明日を見てるんだよ。たとえどんなめにあったって、きっと、いいことがあるから、それを見つけて幸せだって思うんだよ』・・・。 2024/11/12