内容説明
きつねが病院のかべやろうかに絵をかくと、みんなえがおになりました。心をとざしていた車いすの女の子もきつねに元気づけられ、やがて…。作者と病院の人たちのふれあいからうまれた心あたたまる絵童話。
著者等紹介
つちだよしはる[ツチダヨシハル]
1957年、山形県に生まれる。日本大学芸術学部油絵科卒業。『にわのはな』(フレーベル館)でデビュー。絵本や児童書のさし絵を多数手がけ、柔らかくあたたかみのある画風に定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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のこ
11
絵を描いて旅をしているきつねがいました。くまの紳士に声をかけられ、ついていくとそこは病院。紳士は先生だったのです。殺風景な景色を変えるため、きつねは壁に絵を描き始めました。その様子を遠くから見ている車椅子のうさぎの女の子がいました。■p50から涙が出て仕方なかった。きつねの「ぼくにできること」を考え実践する行動力。誰にでも、できることはある、と励まされます。■そしてこれは本当につちださんご自身の経験だったのですね…!木の絵がとても素敵です。2014/02/23
satochan
3
中国名は、狐狸的魔法画笔。中国語で翻訳されたものを読んだ。病院の壁に絵を描く物語。誰かのために絵を描くのが素敵だなと思う。実際に作者の体験をもとにしたお話だそう。中国の本屋でちょっと立ち読みするはずが、泣きそうになった思い入れのある絵本。全部読んだのに買って、久しぶりにまた読んでみた。2024/01/13
こどもふみちゃん
3
作者の実話にもとづいた話。児童書ルビ付き。5歳から。2014/06/08
kana
0
9歳次女が私に(!)読み聞かせ♫途中、『こんな病院、あったらいいね〜!』とか、こんなかわいい絵が描けるようになりたいなぁ』とか、最後は『本当にあるんだ、この病院!』と興奮しながら読んでくれました。2013/04/04
バンビ
0
うさぎちゃんがさいごたてた。それがよかった!2013/08/20