感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
75
怪談漫画アンソロジー②海や川の水妖系▽[白縫(しらぬい):手塚治虫]東京から故郷の沖中市に帰った伸二は、埋め立てられた海を見て悲しむ。兄は町の顔役になり歓楽街を作ろうとしている。不思議な少女が現れ[怪獣ギョー:楳図かずお]怪獣とあだ名された少年は海で不気味な魚を助ける[ある鯉の話:つげ忠男]大きな鯉を見かけた話[水虎(すいこ)「ゲゲゲの鬼太郎」より:水木しげる]埋められた甕の中身は封印された妖怪[ウラシマ:山上たつひこ]乙姫は水亡を操る[青い鱗と砂の街:小森羊仔]人魚[オバケ:畑中純]夜の川で鯉太郎と会う2023/08/25
あたびー
39
3冊のシリーズらしいです。YA向けに解説がついています。手塚治虫「白縫」楳図かずお「怪獣ギョー」つげ忠男「ある鯉の話」水木しげる「水虎」山上たつひこ「ウラシマ」小森羊仔「青い鱗と砂の街」畑中純「オバケ」。小森さん畑中さん以外の作品は読んだものだったり積んであるものでした。初めて読む人にはなかなか良いセレクトなのではと思います。2024/10/23
読特
33
伝説が語り継がれる「白縫の火」。蜃気楼の一種。乱開発によりみられなくなる。失われる故郷の海に牙をむく自然。津波が襲う。所詮人の力は脆い。金儲けのために、支配できると思うな。冒頭の一話。1971年の作品に込められた思い。当時の世情はそうだったのだろう。…能登を襲った大地震。現代では、寧ろ公共工事が削減され過ぎが問題。自然を支配するためではない。身を守るため。忌み嫌うべきはお金ではない。お金が回ることで命が助かり生活も豊かになる。だが、時代を超えて心はつながっている。「万博」に「IR」。否定したい根底は同じ。2024/01/21
かおりんご
20
漫画。ホラー。幽霊というより、伝説や妖怪系。鬼太郎の話もあった。2022/06/06
ロア
20
「白縫(しらぬい)/手塚治虫」「怪獣ギョー/楳図かずお」「ある鯉の話/つげ忠男」「水虎(すいこ)…ゲゲゲの鬼太郎より/水木しげる」「ウラシマ/山上たつひこ」「青い鱗と砂の街/小森羊仔」「オバケ/畑中純」どの作品も個性が爆発していて味わい深いが、中でも楳図かずお先生のまさかの怪獣ギョーが読めて感激!(*´ω`*)2021/08/14
-
- 電子書籍
- 汚れた天使たち~お水・風俗業界の光と闇…
-
- 電子書籍
- NARUTO―ナルト― カラー版 69…