- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 少年(小中学生)
- > 少年(小中学生)その他
内容説明
雑誌「市民」「文化評論」に掲載された戦後編第2回から第11回、激動編第1回から第3回の13話を収録。
著者等紹介
中沢啓治[ナカザワケイジ]
1939年、広島県に生まれる。45年、国民学校1年生のときに被爆し、日本画家の父、姉、弟を失う。その後上京し、63年に漫画家としてデビュー。66年に母親を原爆症で亡くしたのをきっかけに、戦争やみずからの原爆体験を題材にした作品を手がけ始める。68年に原爆を題材としたはじめてのマンガ「黒い雨にうたれて」を発表。73年より「週刊少年ジャンプ」に「はだしのゲン」の連載を開始。2002年、谷本清平和賞受賞。2012年、肺がんのため死去。享年73(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫陽花と雨
16
腹立たしいのは、元たち家族を非国民と罵り戦争を肯定していた鮫島町内会長が市議会議員に立候補して私は戦争反対していたと嘯くところ。あとABCCへ患者を紹介して儲ける医者。やり返すところはやっちまえ元!!と思った。「わしの仲間はピカの放射能で死んでいるのにどうしてわしは死なんのかのう」と座っていたおじちゃん、アニメにも出てきたの印象的だった。みんなのお父ちゃんになってくれて良かった。ヤクザに追われる隆太が守ってもらうために警察に出頭、激動編へ。似島でわかれた夏江姉ちゃんとの再会。前向きにすすんでほしい…。2024/10/12
ツキノ
6
「しょうがない」とあきらめるのはきらいじゃ、と昭あんちゃんとけんかをする元。天皇陛下が広島へ(昭和22年12月7日)道で出会ったじいさん、ヤクザの組から逃げ出した隆太、勝子、ムスビと家を建て、家族として暮らすことにする。町内会長だった鮫島が市会議員候補として「戦争に反対していた平和の戦士」と名乗っているのを元は許さない。母の具合が悪くなり「ABCC」で診てもらうといいという医者。「だれが死んでたまるか」という母。浩二あんちゃんは金をかせぐため九州の炭鉱へ。陵太は賭場荒らしで金を奪う。2020/03/26
SK
3
おっちゃんと生活。舌を噛む勝子は、とても記憶に残っている。鮫島講演会。ABCC。浩二、炭坑へ。隆太、賭場荒しで自首。夏江、再登場。2020/09/12
ねこすけ
0
自分が考えていることが正しいと思って、周りの様子を見ない状態は見てて嫌な気持ちになりますが、生きるか死ぬかの状態になればそうもなるのかなと思いました。2023/06/20