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内容説明
雑誌連載時の扉ページやアオリ文を掲載した完全版。
著者等紹介
中沢啓治[ナカザワケイジ]
1939年、広島県に生まれる。45年、国民学校1年生のときに被爆し、日本画家の父、姉、弟を失う。その後上京し、63年に漫画家としてデビュー。66年に母親を原爆症で亡くしたのをきっかけに、戦争やみずからの原爆体験を題材にした作品を手がけ始める。68年に原爆を題材としたはじめてのマンガ「黒い雨にうたれて」を発表。73年より「週刊少年ジャンプ」に「はだしのゲン」の連載を開始。2002年、谷本清平和賞受賞。2012年、肺がんのため死去。享年73(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツキノ
7
「被爆者の胸たぎる怒りを 叫びを 証人のペンが堂どうと描く 絶賛の中沢節!!」という惹句に当時の週刊少年ジャンプ編集者の熱さを感じる。心が荒みきると、人はここまで意地が悪く、残酷になるのか。自己防衛のために仕方がないことなのか。ゲンのたくましさが胸を打つ。2020/03/06
n
2
表紙に進次がいるのでなんでかなと思ったら驚きの展開。一巻では被曝のグロテスクさに圧倒的に心をえぐられるが、二巻では〈ピカドン〉を忌避する人々のいじめ、これにメンタルをやられる……こういうのが地味にかなりキツい。あとはもう壮絶な絵描きの顛末。これを読んでしまうとどんな怪物もモンスターもゾンビも、どうでもいいものに思えてしまう。それらは結局、人間のことだ。2024/02/02
泣いた赤鬼
1
初見。死にたい。つらい。ただ生きてるだけなのに、つらい。本当に死にたくなってくる。なんでおれは、こんなにつらい目に遭っているんだろう。ボクが何したってんだ。マジメに本を読んでいるのに、それを邪魔される。つらい。死にたい。なんでボクが、こんな目に? ……鬱。鬱だ。死にたい。つらい。この世は、生き地獄だ。つらい。つらい。つらい2023/12/15
泣いた赤鬼
0
再読。流し読み。図書館に本を返すので、もう一度読むことにした。「はだしのゲン」を読むモチベがなくなってきた。全6巻を最後まで読みたかったのだが……2023/12/22