著者等紹介
中野晴行[ナカノハルユキ]
和歌山大学経済学部卒業後、1993年に『手塚治虫と路地裏のマンガたち』(筑摩書房)で単行本デビュー。『マンガ産業論』(同)で日本出版学会賞奨励賞、日本児童文学学会奨励賞を受賞。『謎のマンガ家・酒井七馬伝』(同)で日本漫画家協会特別賞を受賞。京都精華大学マンガ学部客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
30
両さんのおばけ煙突の話、大好きでした。ちばてつやさんのホタルの話は初読(1972年初出)。明るいのにどこか悲しい貧しい人々を描かせたらこの人すごいよなあ…。尾瀬あきらさんの「ぼくの村の話」は探してぜひ読んでみたいです。今も三里塚で農業をして、国と戦っている人の野菜を食べているので…。萩尾望都さんの「なのはな」もすごくよかった!編集者さんの構成も好み。2021/08/29
どあら
10
図書館で借りて読了。この巻で終わりなんて残念です。2017/04/07
剛腕伝説
6
高度成長時代の日本。西岸良平繋がりで借りたが手塚治虫が岡林信康のマンガを描いててビックリ。新宿西口広場の時代はリアルには知らないけれど岡林信康の『くそくらえ節』や高石ともやの『機動隊のブルース』は良く聞いたなぁ。2024/10/22
みのにゃー
6
まさに光と影。豊かな暮らしと引き換えに犠牲となった自然や人達。いつの時代も無くならない争い。このシリーズはこの巻で終わりだけど、自分が知らない漫画を読むことができてとても良かった。小中学校の図書館に置いてほしい。大きくて重いのが難点だけど。2017/01/13
J.T.
4
収録されているマンガが少ない。もっと沢山読みたかった。こうみると、秋本治の細部が描きこまれたマンガは史料として価値が高い。グローバル化の進む今をテーマにしたマンガって、現代の作家は描かないのか。2014/05/21